若手研究者部門

動物実験がない未来を目指すキャリアの次段階への資金を必要とする熱心な若手研究者(応募時に36歳以下)が対象となります。

毒物学は長い間動物実験を軸としてきたため、動物使用に懸念を抱く多くの科学者は毒物学者になることを思いとどまっています。この分野に入った科学者にとっては、代替法を研究するための資金入手が潜在的な障害と感じられるかもしれません。

Lush Prizeはこれを変えたいと考え、若手科学者が動物を傷つけることなく毒物学のキャリアを築けるよう奨励するため、この分野で活躍できるための奨学金を提供することを望んでいます。

2020年から、計算毒性学の研究に対して最低1つの若手研究者賞が授与されます。さらに、皮膚および目の皮膚感作性における有害性発現経路(AOP)のこれまでの成功を鑑み、ヒトに関係する毒性試験におけるもう1つの切迫したニーズ、すなわち全身毒性または発生毒性における新たなAOPの開発に向けた活動にもLush Prizeは対応していくことを望んでいます。

近年、Lush Prizeは特に南アメリカ、中央アメリカ、アジア諸国のような地域で支援活動を拡大し、動物を使用しない科学への認識および支援を強化し、代替法を用いる研究者を励ましています。

若手研究者部門の各受賞者には1万ポンドが授与されます。

2024年の募集は終了しています。